Muu toh Muu（ムートームー）について
～手から手へ アジアの女性とともに～
アジアに伝わる女性の手仕事の継承と保存を支援するプロジェクト
ムートームーはアジアの手作り製品を購入し、日本で販売してきた関西在住の女性たちが始めました。
タイ北部では少数民族のヤオ族女性が、農業の傍ら伝統刺しゅうを継承してきましたが、近年はそれらの価値が正当に評価されず、高収入が得られる海外や都会への移民労働を選択する人々も増えてきています。また、教育機会の向上によって若い女性たちは、学校を出た後も村に戻らず都会での生活を選びがちで、伝統刺しゅうの存続が危ぶまれています。
このような状況はヤオ族刺しゅうだけに限らず、アジアの女性たちの手仕事は、次世代への継承や存続が困難な状況にあり、貴重なものが失われる危機感を私たちは感じています。
そこで、「アジアに伝わる女性の手仕事の継承と保存を支援するプロジェクト」ムートームーの活動を開始し、伝統手工芸技術が伝承され、後継者が育ち、理解者も増えるよう、私たちができる努力をしたいと考えています。多くの人に素晴らしい手工芸品を知ってもらい、関心をよせてもらい、手に取ってその魅力を実感してもらうことで新たな手仕事の需要が生まれてほしい。そういう願いでこの会を立ち上げました。
活動内容
1. 北タイ、ヤオ族の村との交流
- ヤオ族の伝統刺しゅうの保存と技術の存続の為にヤオ族の女性たちと交流し共に活動する場を作る。
- 減少するヤオ族の刺しゅうの後継者の育成を助け、次世代の担い手、リーダーを支援。
2. ヤオ刺しゅう文化についての知識を得る
- ヤオ族の刺しゅう文化について歴史的、民族的な研究分野から知識を得て、作る側、使う側に広める。
- ヤオ族女性が守ってきた素晴らしい伝統技術を世界に知ってもらい、何よりも担い手の女性たちが 刺しゅうをすることに誇りと自信を持つよう努める。
3. ヤオ刺しゅう布と製品の紹介と販売
- ヤオ族の女性たちが刺しゅうをすることによって経済的に潤う（豊かになる）ように、刺しゅう布とそれを使った製品を注文・買い取り、日本で広く販売する。
- ヤオ刺しゅう布と製品の展示活動
